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トラ目とは傷か???

今日は、年始に制作発注した商品が一同に入荷しました。

お陰で一日中商品チェックでした。
・ 縫製は大丈夫か。
・ 糸の始末はしっかり出来ているか。
・ 傷がないか。
・ 金具の打ちそこない、打ち忘れはないか。
などなど入荷商品を一点ずつチェックしていきます。

この3番目に書いた
「傷がないか」というのが少し難しいところです。

牛というのは自然の中で生きている動物です。
牛も人と同じです。

傷もあれば、シミもあるし、シワもある。
名前(印の跡)もありです。

これらを加工するとき
あえて価値あるものとして好まれる「革通」の方から
まったく革への知識がない方にはどうみても傷にしか見えません。

骨董に興味がない人が古いものをみても「ボロ」にしか
見えないのと価値的に同じです。
ちょっと例えがわるいですかな?

今日は「トラ目」について少し書きます。
トラ目とは生きていたときのシワです。

特に肩(ショルダー)の部分にでます。
このシワがなめし(皮→革)によって浮き上がってくるのです。

下記2枚の写真がショルダー部分の虎目。
革としては非常にアジがあります。

RIMG0919.jpg


RIMG0920.jpg

下記が血筋。
血管のあとです。
白く縦に流れるラインです。
RIMG0922.jpg
だんなは、このようなものを好んで持ちますが、
それは各々の価値観です。

タンナーの方(皮をなめす職人)は
このトラ目をなんとか表に出すまい(一般的な好みとして)と
努力をしている訳ですが、人間のシワと一緒で、簡単に消えてしまえば
苦労はしないわけです。

牛のシワも人間と一緒なのです。

それなら、その革の個性として、また本皮の証拠として
肩の一番動かす部分で制作したバッグをもって
使い込んでいけば、半端なくアジが出て、
それは、それで素晴らしいと「だんな」は思うわけです。

しかし、実際にお客様に説明するときには
これがなかなか難しい。

特にネットから、ご購入のお客様には、まずこのような
特徴のあるものは送りません。

「これはなんですか。大きな傷があるんですけど」
こうお問い合わせがあると

上記のような説明をして
「あっそうですか。ありがとう御座います」とはならない訳です。

だんなの説明がすべて「傷」(トラ目、血筋などのこと)の
いい訳に聞こえてしまいます。

だから、店頭での販売では、このように革に特徴のあるものは
大いに楽しみながら接客しますが、ネットからの注文では出荷しない。

このように対応しているのが現状です。
難しいところです。
この件は少し悩んでいます。

明日はミネルヴァで「がまぐちの小銭入れ」が
完成しましたので写真発表です。
お楽しみに
それではまた明日

だんな
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テーマ : ひとりごとのようなもの
ジャンル : 日記

プロフィール

AGO だんな

Author:AGO だんな
福岡にある革専門店「Leather & Silver AGO」のだんなです。

【自己紹介】
*名前 :AGOの 旦那
      (あごの だんな)
*性別 :男性
*誕生日:19●●年5月
*血液型:AB型
*出身地:大分県
*趣味 :カメラ・将棋
     革もの収集・旅
*座右の銘 :
 雪、霜に耐えて梅花薫る
 (高校の部活の監督からの色紙)

*大切にしている考え:
 ①全ての結論は調査の前に
あるのではなく
   全ての結論は調査の後に
ある。(毛沢東毛語録より)

 ②健康が全てである。
   健康がなければ、あなたの
価値あるものの全ては
   色あせてしまう
   (人生の師より)

*会社 :1988年設立 
  有)BITMAP International

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